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SESで年収を上げるのに一番必要なのは「信用」という話

こんにちは、セルバコンサルティング採用広報のゆうきです。

エンジニアが年収を上げる方法としてよく語られる「上流工程のスキルを身につけろ」とか「技術資格を取れ」という話に、なんとなくしっくりきていない人も多いのではないでしょうか。

それも一理あります。
実際に、エンジニアが年収を上げるための要素として、私たちが一番大切だと思っているのは「信用」です。

信用を積み重ねていけば、技術も年収もあとからついてきます。
逆に、信用がないまま技術だけ磨いても、なかなか年収は上がりません。

目次

技術よりも信用がある人が重宝される

多くのSES企業はその構造上、「誰がどの案件にアサインされるか」は営業や現場との信頼関係で決まります。
弊社は案件選択制ですが、それでも営業がエンジニアを売り込むための交渉はあります。

営業やクライアントから、「この人なら安心して任せられる」と思われている人には、自然と仕事が回ってきます。
技術より先に信用が必要になる場面が多いのです。

実際、こんなふうに感じたことはありませんか?

あの人は技術力はそこそこだけど、どの現場でも評価されているな。

あの人は高スキルなのに、いつもテスト要員止まりなのはなぜだろう?

これは単なる実力の差ではなく、人としての信頼の差が影響しています。

信用は日々の仕事で積み上げるしかない

「そもそも、その信用はどうやったら得られるのか」ですが、日々の仕事で少しずつ積み上げていく以外に方法はありません。

  • 納期を守る(逆にいえば、守らなければ大きく信用を失います)
  • 報告・連絡・相談を怠らない
  • 相手の立場に立って物事を考える
  • 途中で投げ出さず最後までやりきる
  • 小さなトラブルでもきちんと対処する
  • 感情的にならず、冷静な対応を心がける

こういった小さなことの積み重ねが、やがて「この人に任せれば大丈夫」という評価につながります。

たとえすごい実績があっても、これらを疎かにする人は信用を得られません。
もし転職活動をしていて「書類選考はほとんど通過するのにいつも一次面接で落とされる」という人や、フリーランスで「いつも短期で契約を打ち切られる」という人は、これらを疎かにしていないか振り返ってみてください。

営業が「売りやすい人」になると、年収も上がる

営業にとって「売りやすいエンジニア」というのは、まさに信用がある人のこと。

  • 納期に余裕をもって動ける
  • 成果物のクオリティが安定している
  • 進捗をこまめに共有する
  • クライアントとトラブルを起こさない
  • ビジネスマナーをしっかり守る

こういう人材は、営業が強気で単価交渉できるようになります

SES業界では、「エンジニアがどの現場で働くか」を決めるには営業の力が大きく影響します。
案件選択制であっても、クライアントが「この案件にアサインしてもらうにはちょっとスキルが足りない」と迷っている場合などに、営業の交渉次第でアサインできることも多いです。

会社にとってもエンジニアにとっても、単価は高いにこしたことはありません。
信用があるエンジニアは、「この人にこの金額は安すぎる」と会社側が自発的に動いてくれるようになるので、年収も上がっていきます。

技術はあとからついてくる

もちろん、「技術なんてどうでもいい」わけではありません。
大前提として、どの案件でも一定以上の技術力は必要ですし、技術が高くなるほど任される案件や選択できる案件も増えていきます。

でもスタート地点である、“案件にアサインする”ために必要なのは信用です。

現場での経験を積むことで、技術はあとからついてくる。
信用がある人に技術が加わることで、「安心して任せられる高単価エンジニア」という人材になれるのです。

上流案件がない会社にいたら要注意

ここまで読んで

よし、信用を積んでいくぞ!

と思った人に、一つだけ注意点があります。

それは、「そもそも上流工程の案件がないSES企業もある」ということ。

  • 運用、保守、テストの案件しかない
  • 単価が低い案件しかない
  • 営業が単価交渉する気がない
  • 顧客との関係が弱く、提案できる立場にない

こういった企業に長く在籍していても、努力が反映される土壌がそもそもないため、その企業で信用を積んだところで収入は変わりません。
企業自身の競争力も低いので、今後倒産せずに生き残っていくことも難しいでしょう。

こういった場合は、思い切って転職することをおすすめします。
SES企業である弊社自身が言うのもなんですが、SES事業は参入障壁が低いため多数の企業が存在します。
頑張ってもキャリアアップできない企業にしがみつく理由は何もありません。

信用はどこでも使える武器になる

技術は今後使えなくなったり、AIに置き換わっていく部分もありますが、信用は基本的に裏切りません。
SESに限らず、フリーランスになっても、エンジニア以外の仕事に転職しても、信用はどこでも使える武器になります。

だからこそ、信用を積む経験は、将来への自己投資でもあるのです。

今回のテーマについては代表が執筆した別の記事でも話していますので、こちらも合わせて読んでもらえると嬉しいです。

セルバコンサルティングではエンジニアを募集しています

SESから抜け出して受託や自社開発の企業に転職しないとキャリアアップできないから、早めに抜け出さないと……

と思われることがありますが、SESでもキャリアアップして年収を上げているエンジニアは存在します。
その人たちの共通点が、「信用を武器にしている」です。

良好な人間関係を築き、いま目の前にあるタスクを誠実にこなすこと。
その積み重ねが、5年後・10年後のキャリアに大きく影響します。

セルバコンサルティングではエンジニアを募集しています。
今の会社でキャリアアップが難しいと感じたら、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

私たちセルバコンサルティングは、DXコンサルティング/推進支援のプロフェッショナル集団として、単なるITシステム導入ではなくITシステムを使った本質的な業務改革を行います。
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