こんにちは、セルバコンサルティング広報担当のゆうきです。

「SESはブラックだから自社開発か受託がいい」とSES自体に良いイメージを抱いていない人は多く、一部ではこのような風潮が数年前からあります。

確かに、エンジニアの経歴詐称を行ったり違法な案件に派遣したり、労働基準法に違反しているSES企業もあるのは事実です。

弊社ではSES事業を行っています。
エンジニアに支払う報酬額については内訳をすべて公開していますが、こちらの記事で言われる通り、高還元を謳う悪徳SES企業も事実存在するので、「高還元」「案件選択制」と言われたとしても、逆に怪しいと思われてしまうのもよくわかります。

今回は、悪徳SES企業に入社しないための見分け方について解説していきます。

入社前にわかる悪徳SES企業の特徴

悪徳SES企業を入社前に100％見抜くことは難しいですが、以下の特徴を持つ企業を避けることで、悪徳SES企業に入社してしまう可能性はぐっと下がります。

「経歴詐称をしている」という口コミがある

企業がエンジニアに対して経歴の誇張や虚偽申告を求めている場合、それは明確なコンプライアンス違反です。
口コミサイトやSNS上で「経歴詐称を強要された」との声が散見される企業は悪徳SES企業である可能性が高いので、入社は避けることを強くおすすめします。

案件の単価が相場を下回っている

市場相場よりも明らかに低い単価でエンジニアをアサインしている企業は、多重下請けで商流が深すぎたり、エンジニアへの報酬還元が不適切である可能性が高いです。
単価を明示しない、または交渉に応じない企業も要注意です。
単価の内訳が開示されるかどうかも確認しましょう。

参画するかどうかの決定権がエンジニア自身にない

良質なSES企業では、案件の選定についてエンジニア自身の意思が尊重されますが、悪徳SES企業では「断ることができない」雰囲気が蔓延していたり、断ることができないルールになっています。

これはブラックな働き方を強いられるリスクに直結します。参画する案件を企業が勝手に決めるルールでないか、「案件選択制」が名ばかりでないかなど、実態を入社前に確認しましょう。

たまに勘違いされることがありますが、「案件選択制＝エンジニアの意志だけで案件を選び放題」ではありません。
案件によって求められるスキルや経験は当然違うので、「参画したい案件」と「参画できる案件」が一致するとは限らないからです。

SES企業の多くは経歴詐称を行っていない

ネット上ではネガティブな情報が目立ちますが、実際は違法行為を行わず、まじめに事業を行っているSES企業がほとんどです。

エンジニアの経歴詐称はエンジニアを苦しめるだけでなく、顧客やパートナー企業の信頼を大きく損なう行為です。場合によっては損害賠償請求をされることもあります。
そのような行為を繰り返していれば、当然業界内で評判が広がります。そうなれば、まともに商売ができないことは容易に想像がつきますね。

誠実な企業は、正しい情報を伝えて顧客やパートナー企業と信頼関係を築いています。
そのためには、エンジニアのスキルや志向をきちんとヒアリングして丁寧にマッチングする必要があるのです。

「ヘルプデスク」「ユーザーサポート」の案件、店舗への派遣には要注意

経歴詐称は行っていなくても、いかにも「エンジニア案件」かのように見せかけ、IT業務と無関係な現場に派遣する企業は要注意です。

例えば、「ヘルプデスク」「ユーザーサポート」等の案件が実質的にはコールセンター業務であったり、「大手メーカー案件」など詳細を伏せて家電量販店や携帯ショップの販売業務をさせるなどです。

こういった企業に入社してもエンジニアとしてのスキルアップや市場価値の向上が望めないだけでなく、非常に悪質なので関わらないことを強くおすすめします。
「案件決定後のキャンセルは違約金がかかる」と脅してそのまま就業させようとしますが、故意に会社に損害を与えるようなことをしていなければ、従業員が会社に違約金を支払う義務はありません。

まともなSES企業の見分け方

下記のポイントをチェックすることで、健全なSES企業を見分けることが可能です。

OpenWorkなどの会社口コミサイトを見る

企業の実情を知るには、社員や元社員による口コミが非常に参考になります。
OpenWorkや転職会議などの口コミサイトでは、社風や待遇、マネジメントの質などを客観的に把握できます。
もちろん、書かれている口コミすべてが事実とは限りませんが、複数の声を見比べることで傾向を掴めます。

設立から5年以上

設立から一定期間が経っている企業は、継続的に事業運営ができている証です。その目安が「設立から5年」です。
短期間で急成長している企業もありますが、長く事業を続けられる体制を持っているかどうかは、信頼性を測る一つの基準となります。

「長ければ長いほど良い」わけではないので、他に怪しいところがないかも合わせて確認する必要があります。

「案件が決まるまで詳細は言えない」という企業は避ける

前述の通り、いかにもエンジニア案件かのように見せかけて、IT業務と無関係な現場に派遣するような企業も存在します。
そういった企業は「守秘義務があるので案件が決まるまで詳細は言えない」等と言って業務内容の詳細を伏せる傾向があります。

コーポレートサイトの従業員数と被保険者数に大きな差がない

中には業務委託の人材まで従業員数に含めたりと、従業員数を誇張する企業もあります。
コーポレートサイト（公式サイト）に記載されている従業員数と、被保険者数に大きな乖離がないかをチェックしましょう。
被保険者数は、日本年金機構のサイトで確認することができます。

目先の利益ばかり追わない

SES企業は稼働時間と比例して売上が増えることから、あえて業務を効率化せず、エンジニアの稼働時間を長くすることで目先の利益を確保しようとすることがあります。
こういったやり方は長期的に見るとパートナー企業やクライアントからの信頼を損なうのですが、目先の利益を優先してエンジニアに長時間労働を強いる企業も存在します。

一時的な売上や利益を重視し、エンジニアの育成や職場環境への投資を怠る企業は、長期的に見て働きやすい環境とは言えません。
企業のブログや代表者の発信内容が見れる場合、理念や姿勢を読み取ることで回避できる可能性があります。

セルバコンサルティングではエンジニアを募集しています

セルバコンサルティングでは、透明性とエンジニア主体の働き方を大切にしています。
案件の単価や契約内容はすべて開示し、エンジニアが希望する働き方を尊重したマッチングを行っています。

少しでもご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
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