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今、本当に企業から求められるエンジニアは?過去6ヶ月の引き合いからスキル・経験をS〜Cランクで評価

こんにちは。代表の中山です。

ITエンジニアとして働いていると、「今どの技術を勉強すれば市場価値が上がるのか」「どんなスキルを持っている人に案件が集まっているのか」は気になるところだと思います。
特に今は生成AIの普及によって、エンジニアを取り巻く環境も大きく変わってきました。

PythonやReactが人気、AWSの需要が高い、AIエンジニアが不足している、といった話はよく聞きます。

ただし、「世の中で話題になっている技術」と「実際に企業から引き合いが来ているスキル」は必ずしも同じではありません。

そこで今回は、2026年4月〜9月にセルバコンサルティングの登録エンジニアに対して実際に引き合いのあった案件をもとに、企業から求められるエンジニアのスキル・経験をS〜Cランクに分けて整理してみました。

単純な案件数だけでなく、企業からの引き合いの強さや、該当するスキルを持つエンジニアの希少性も踏まえて評価しています。

あくまで弊社に寄せられた案件をもとにした評価ではありますが、現在のIT人材市場を見る一つの参考にしていただければと思います。

※2026年4月〜9月にセルバコンサルティングへ寄せられた案件をもとに、引き合いの強さやスキルの希少性を踏まえて独自に評価。
目次

Sランク:特に引き合いが強かったスキル

AIフルスタック

Python / TypeScript / React / LLM / AWS・Azure

現在、非常に需要が高いのがAI関連です。
ただし、単純に「生成AIに詳しい人」というよりも、AIを実際のWebサービスや業務システムに組み込めるエンジニアの引き合いが強くなっています。

PythonでLLMを活用した機能を開発し、ReactやTypeScriptで画面を作り、AWSやAzure上でサービスとして動かせる。
こうした一連の開発を理解している「AIフルスタック型」の人材は、まだ市場に少ない印象があります。

AWSクラウドSE

AWS設計構築 / 要件定義 / 顧客折衝 / Terraform

AWSについても継続して高い需要があります。

ただし、実務経験があるだけでいいというわけではありません。
EC2やRDSを触れるだけではなく、顧客の要望を聞いて構成を考え、設計し、Terraformなどを使って構築までできる人材が求められています。

クラウド案件では技術力に加えて、要件定義や顧客折衝まで任せられる人の価値がかなり高くなっています。

クラウドセキュリティ

AWS・Azure / Entra ID / DevSecOps / 脆弱性対策

クラウド利用が当たり前になったことで、セキュリティ分野の相談も増えています。

AWSやAzureのセキュリティ設定、Entra IDを利用した認証・アクセス制御、脆弱性対策、DevSecOpsなど、開発とインフラとセキュリティを横断できる人材は非常に不足しています。

今後も伸びる可能性が高い領域だと考えています。

技術系PM・PL

開発経験 / 要件定義 / 顧客折衝 / チームリード

意外と案件が多いのが、「技術が分かるPM・PL」です。

単純な進捗管理だけではなく、システム開発経験があり、エンジニアと技術的な会話ができ、顧客とも話せる人材です。

生成AIによって実装スピードが上がるほど、「何を作るのか」「どう設計するのか」「どの技術を選ぶのか」を判断できる人の価値は、むしろ高くなっているように感じます。

Aランク:安定して案件が多いスキル

モダンWeb

TypeScript / React / Node.js / AWS

Web系ではTypeScriptとReactを中心としたモダンな開発環境の需要が引き続き高いです。

フロントエンドだけではなく、Node.jsやAWSまで理解している人ほど案件の選択肢は増えます。

Microsoft系

Azure / M365 / Entra ID / Purview / Copilot

ここ最近、特に増えているのがMicrosoft関連です。
Azureだけでなく、Microsoft 365、Entra ID、Purview、さらにCopilot導入支援まで含めた相談が増えています。

企業のAI活用が進むにつれて、Microsoft製品を横断して理解している人材の需要は今後さらに伸びそうです。

NW上流

Cisco / NW設計構築 / PM・PL / 顧客折衝

ネットワークエンジニアについても、構築作業だけではなく設計や顧客折衝ができる上流人材には安定した需要があります。

特に大規模案件では、ネットワークの知識に加えてプロジェクトをリードできる人が不足しています。

Java上流SE

Java / Spring Boot / AWS / 基本設計・要件定義

Java案件も依然として多く存在します。

ただし、プログラミングだけを担当するJavaエンジニアではなく、Spring BootやAWSを理解し、基本設計や要件定義まで担当できるSEの需要が高い状態です。

Bランク:専門性があれば十分需要がある領域

Salesforce

Salesforce / 上流 / PM

Salesforceもまだまだ一定の需要があります。

こちらも開発だけではなく、導入支援や要件定義、PMといった上流ポジションほど市場価値が高い傾向があります。

Dynamics / .NET

Dynamics 365 / C# / Azure

Dynamics 365やC#も一定の需要があります。

特にAzureなどMicrosoft系クラウドと組み合わせられる人材は評価されやすくなっています。

Cランク:単体スキルや定型業務だけでは厳しくなっている領域

PHP単体

PHP / Laravelのみ

誤解してほしくないのですが、PHPやLaravelの案件がなくなったわけではありません。弊社でもPHP案件は現在も多数あります。
ただし、「Laravelで実装できます」だけでは他のエンジニアとの差別化が難しく、企業から積極的に指名される人材になるのは難しくなっています。

PHPに加えてAWS、要件定義、React、TypeScriptなどを身につけることで、一気に対応できる案件の幅は広がります。

下流専任

仕様どおりの実装 / 定型テスト / 手順書どおりの運用

決められた仕様に沿った実装やテスト、手順書どおりの運用作業だけを長期間担当している場合も注意が必要です。

生成AIや開発ツールの進化によって、単純な実装やテスト作業は今後さらに自動化される可能性があります。
できるだけ早い段階で、設計や顧客折衝、クラウドなど上流・周辺領域へスキルを広げておくことをおすすめします。

今の市場で強いのは「掛け算」ができるエンジニア

今回、過去6ヶ月を振り返って一番感じたのは、「特定の技術のスキルがある人」よりも「複数のスキルを組み合わせられる人」の需要が高くなっていることです。

たとえば、

PHP × AWS
Java × AWS × 要件定義
Python × LLM × React
Azure × M365 × セキュリティ
開発経験 × PM・PL

といった組み合わせです。

エンジニアの市場価値を考えるとき、「次は何のプログラミング言語を覚えるか」だけで判断する時代ではなくなってきています。

むしろ重要なのは、
「自分はプロジェクトのどこからどこまで任せてもらえるのか」
という視点です。

生成AIによってコーディングそのものの生産性は今後さらに上がっていくでしょう。
だからこそ、AIを使えることに加えて、設計、クラウド、セキュリティ、顧客折衝、マネジメントなどを組み合わせられるエンジニアの価値は高くなると考えています。

これからスキルアップを考えている方は、「今持っている技術を捨てて新しいものに乗り換える」のではなく、今のスキルに何を掛け合わせると市場価値が上がるのか、という視点でキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。

セルバコンサルティングではエンジニアを募集しています

セルバコンサルティングでは、現在エンジニアを募集しています。

今回ご紹介したようなAI、AWS・Azure、モダンWeb、Microsoft系、Java、PM・PLなどの経験をお持ちの方はもちろん、現在のスキルをベースに今後さらに市場価値を高めていきたい方も歓迎しています。

単に「今できること」だけを見るのではなく、

「これまでどんな経験をしてきたのか」
「今後どんなエンジニアになりたいのか」
「どのようなスキルを掛け合わせれば市場価値を高められるのか」

といった中長期のキャリアも含めて、一緒に考えていきたいと思っています。

AIの普及によってエンジニアの働き方は確実に変化しているからこそ、これまでの経験を活かしながら、新しい技術や上流工程にも挑戦していきたい方にとって、面白いタイミングだと思います。

セルバコンサルティングの仕事や案件に興味を持っていただけたら、ぜひ一度お気軽にご応募・お問い合わせください。

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この記事を書いた人

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